テキは家に帰って仮面を脱ぐように笑う テキはテキと離れて ミカタと笑う テキもミカタも家に変えれば 靴下脱いだ生活があるよ

やりきれない時にも ただ目を閉じて 明日を迎える

角のように生えているものなら その角が見つからない

写真が見つからない 思い出が見つかったのに

鏡を見て自分を見る 思っている顔と若干違うのは 目の奥にある 自分でもわからない 自分がいること

プライドを捨てたら終わりだぞと その当時カリスマと言われた 上司が孤独死したという話を聞いた 派閥争いなのか恨みを買ったのか 降格された上に離婚をしての アパートでの孤独死だったと言う 殺されたのではなく自分で自分を殺したのか その当時その上司が…

通り過ぎる風景 忘れないために 目を閉じる

君は君にとって正しい 僕は僕にとって正しい それでいい時と 悪い時がある

普段の変わらない毎日が とても大切になるのは 車輪の外れた自転車 灯油の切れたストーブ みたいに 毎日が途切れるとき いつもいつもいつも このままで と 思うとき

お互いが思いやる言葉が 見つからない お互いが自分を 思いやるばかりに お互いの求めるものが わからない

そういう言葉に 反応する歳に なりました

黒い液体が 作る物語 さっきまで 機関車のように出ていた湯気も 雪国の寒さに 震えています

病気ではないのに 病気のような顔 歳をとってからは 努力して 笑うことも 必要です