扉があれば扉を開ければいい 扉がなければいつも開いている 開けるべき扉がなければ 開ける必要もない訳だ でもここにあるドアノブは キノコのようにニョキニョキと 駅のような森のような山のような ようなような壁に生えては消える 座敷童のような奴 おいら…

腹の立つ日お腹を開けて不平不満が激しく演奏を始める 俯瞰する巨人の顔 やがて何怒っていたのだろうと思う 出来事にすぎないのだけど 腹の立つ日ってのは 誰にでもある たぶん。

窓を開ければ小鳥は逃げる窓を閉めれば胸の止まり木で歌を歌うものがいる その翼休めて明日飛んで行くのかい